クリストとジャンヌ=クロード展/医学と芸術展

クリストとジャンヌ=クロード展

六本木に行くならついでに、と21_21へ。
ランドスケープだから作品自体はとても会場に入るものではないものが多いし、実存しないものなので映像とか写真とか。習作?のコラージュ作品がとてもかっこよかった。
作品は知っていたけど、これを誰からの寄付を受けることなくドローイングやコラージュ作品を売って資金にしていた、というのは驚いた。誰からの干渉も受けることなく作品を創りたかったのだろうか。

作品制作の過程をおさめた記録映像も面白いので時間に余裕を持っての鑑賞をおすすめします。
二人は素晴らしいパートナーであったんだなあと思いました。


医学と芸術展

今日のお目当てはこちら。
前評判通りボリュームもたっぷりで興味深いものだった。観賞後は腹いっぱいな感じ。
人体模型とか「刺激が強い作品があります」との注意書きがあったわりには小さいお子さん連れも結構いて不思議な気もした。

特に現在の研究や作品を観ていると、人の持つ未知への好奇心と生命に対する倫理観のバランスをどう保っていくのかが問題になってるんかなって改めて思いました。
私が生きているうちに人の欲望はどこまでいくんだろう。

Memento mori
汝、死を忘れる事なかれ



もう学割も使えなくなるし森美術館は年間パスポート買うのもいいかな、なんて考えてます。

千葉大学 医工学シンポジウム 「デザイン医工学の提案と実例」で印象に残った言葉を羅列する

千葉大学 医工学シンポジウムの川崎和男さんの講演「デザイン医工学の提案と実例」に行ってきました。
講演は一時間で、それがあっという間に感じるほど面白かった。
プレゼンの画も喋りもメディアを通じて見る川崎和男さん!って感じがしたりしなかったりでしたよ。

いくつか印象に残った言葉があるので書いておきます。
曖昧な記憶で書き留めたので言い回しやご本人の主張とは違うところがあるかもしれません。

「DESIGNはいのちと向き合うこと」

「DESIGNは現実と将来の両方を考えることが重要」

「美しいモノと生きれば美しく死んでいくことができる」

「産業のためのデザイン/コスメティックデザイン/欲望のためのデザインは終わった。」

「すぐに機能性などと言うが機能性という言葉の前には性能が、その前には効能という言葉がある。この二つが大事。」

人工心臓とかPKDとか、いろいろな話が聴けました。
ただ医学系のことに関しては自分の知識がなさ過ぎてなぜそうなるのか専門的なことがさっぱりわかんなかったです。勉強不足。

医工学は興味があって、昔東北大の医工学研究科とか考えたんですが、入試科目が医学系or工学系なんですよね。
デザインだと工学系で受けるしかないと思うんだけど、自分にそこまでの知識あんのか…。

あと講演で紹介されたPKDアプリ、HOLAとGOLDEN RATIO CALCULATORを購入してみました。
HOLAはiPhoneの壁紙に設定できたらいいのになー。

便利と代償

Twitterが落ちているのでブログでも書いてみようかと。

「日本は5%不便になれば休むべき時に休める人がたくさん増えるはず」

とTwitterのどこかで読んだ。(どなたかは失念)

2010.02.20追記
コメントいただいたので追記。
@taqumiさんこの発言でした。


景気の影響なのかなんなのか、過剰とも言える長時間の至れり尽くせりサービス。
スーパーだって24時間営業。祝日だってお役所仕事。
当然そのために働く人がいるわけですよね。
もちろん、ブランド価値を高めるためにそうしたサービスを行なっている場合も多いと思うんですが、それって本当に必要なことなんでしょうか。

「どうして日本人はそんなにまでサービスするのか?」

と留学生に問われたことがあります。
文化が違えば当然ですが、不思議に思うらしい。
日本人の国民性なのかなんなのか。

まあ要するに

「あーまたTwitter落ちてるよ。しょーがねーなー。復旧したらまた使うんだけどさ( ´ー`)」

くらいの「しょうがねーなー」がいろいろなサービスにあってもいいんじゃないかと。
それでも欲しかったら/使いたかったら、それは本当に価値があるってことじゃないでしょうか。

散文おわり。

意匠展のご案内

寒い日が続いている千葉です。
今日は雪。

先日無事(?)卒研の発表会が終わりまして、いよいよ卒業目前となってまいりました。
私はちゃんと卒業できるのでしょうか…。

で、昨年も書いたけど今年は場所を変えもちろんメンバーも替えやります。意匠展。
私の研究はありませんが、お時間ある方、ぜひお越し下さいませ。

意匠展